風俗キャストインタビュー
- 体に負担がかかりにくいメンズエステのお店【なめこ治療院様】で「かなえさん」にインタビューしてきました!
- 繁忙期は週5日で80万円!負担の少ないエステでしっかり稼げる【なめこ治療院様】!!風俗業界を熟知したインタビュー内容は必見です!
- 西村かなえさん(27)
- なめこ治療院(横浜ハレ系)
- 横浜エステ・マッサージ
Interview 2017.03.23
―早速なんですけれども、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
―お名前と年齢をお伺いしてよろしいですか?
はい、西村かなえ、27歳です。
―西村さんは現在『なめこ治療院』様に入店されてどのくらいですか?
1年半ほどになります。
―1年半ですか、結構長いことやられてるんですね。1回勤務されると、大体何時から何時ぐらいまでですか?
私の場合は16時から夜23時で上がらせてもらっています。こちらのわがままなんですけれども、終電の関係で、少し早めに上がりたいということで。本来はお店は夜24時まで営業しているんですけれども、ちょっとそれだと帰りが間に合わなくなる可能性があるので、上がる時間を1時間早めています。遅番の出勤時間は本来は17時からですけれども、ちょっと早めに16時から出勤させていただいています。
―遅番は本来17時からなんですね。早番は出たことないですか?
何度かあります。早番は朝9時から夕方の17時までなんですけども、結構そこは女の子によってやっぱり都合がありますので。出勤時間には差があります。
―長く働きたい人はもうちょっと働くし、ちょっと早く上がりたい人は上がれたりとか…。ライフスタイルに沿って自由な働き方も、お店側も考慮してくれるんですね。
そうですね。
―西村さんは現在、お仕事ってこのお仕事だけですか?
はい、そうです。
―差し支えなければ、ご趣味だったりとか、生活の一部になってることを教えていただけますか?例えば習い事をしてるとか、普段何曜日にジムに行くみたいなのとか。
習い事はしてはいないんですけれども、お休みの日は割と温泉に行ったりですとか、食べ歩きに行ったりですとか、映画を見たり舞台を見に行ったりとか(笑)。一日中家でボーッとしているのが苦手なタイプなので、できるだけ友達と外で会ったり、遊びに行くようにはしてますね。
―週に何回くらい勤務されてるんですか?
週5日~6日ぐらい出させてもらってます。やはりエステなので、体に負担がかかりにくいという部分でも、この出勤日数ができてるのかなって気がします。
―結構働きますね。西村さんはもともとエステのご経験はあるんですか?
似たようなサービス内容のメンズエステでは、何店舗か働いたことはあります。
―風俗ではない一般のメンズエステですか?
いえ、風俗のメンズエステのみになりますね。ちょっとエッチなサービスがある(笑)。
―最初に風俗のお仕事を始めたのって、いつぐらいなんですか?
結構長いですね、19歳のときになります。友達と二人で何となくノリで始めたのがきっかけです。
―やはり遊び行きたいねとか、海外旅行行きたいねといった感じでお友達と話したりして、そのためには20万円ぐらい必要かなとか、そんな話になったとかですか?
そうですね。あと、エッチなことに興味があったので。もともと好奇心がありました。そういうエロをサービスとする仕事にすごく興味があったんですよ。
―学生のときから好奇心があったんですか?1回はちょっと働いてみたいなと。
そうですね。
―この風俗業界は業種がいっぱいありますよね。箱型のファッションヘルスだったり、デリバリーヘルスとか、『なめこ治療院』様にみたいにエステだったりとか、ソープランドとか。沢山業種がある中で最初から風俗エステが良かったんですか?
最初は普通の箱型のヘルスでした。でもその後デリヘルもやりましたし、メンズエステも、デリバリー型と店舗型と両方やりました。あとピンサロですとか、ソープでも少し働いたことがありますね。
―かなりいろんな業種を経験されてるんですね。『なめこ治療院』様は何店舗目ぐらいに当たるんですか?5~6店舗目ぐらいとか?
ちょっと数えたことがないんですけども、入ってすぐ辞めたようなお店も多いので。そういうお店を含めちゃうと、本当にもう20店舗目とかそんな感じになります。
―なるほど!19歳の時にご友人とこういうお店で働いてみようと思って、箱ヘルに二人で問い合わせをしたんですよね。その時ってネットを使ったんですか?
そのときは求人雑誌を見て、メールかなんか送ったと思います。まだまだ紙媒体がメインのときだったので。
―ちなみにその求人雑誌、何だったか覚えてます?
北海道の出身なんで、すすきのの求人バイト雑誌を見ました。『ユカイライフ』っていうのがあるんです。
―『ユカイライフ』を見たんですね。ユカイネットっていう、インターネットサイトの紙バージョンのほうですね。どこで手に入れたんですか(笑)?
コンビニで買いました。200円ぐらいですよね。
―こういう雑誌があること自体、19歳のときに知ってたんですか?
コンビニに行くと大体風俗雑誌の横にそういう風俗系の求人雑誌が並んでて、やっぱり目に付くじゃないですか。なのですごく興味があって、それでちょっと試しに買ってみたっていうノリですね。
―すすきのの繁華街には、まだまだその風俗系の雑誌とかあったんですか?今はあんまりないですよね。
昔はありました。今は多分そんなにないと思います。当時はすすきのまで行かなくても、全然近所のコンビニにもありましたし。
―それをこうお友達と一緒にノリで買って…(笑)。
ええ(笑)。あとは友人で、既に風俗のお仕事を始めちゃっている子がいたんで、やっぱりそういう子が身近にいたっていうのも、入りやすいきっかけにはなりましたね。
―その子にこの業界の仕組みだったりとか、事前にちょっと教えてもらってたんですか?
そうですね。
―求人雑誌には沢山のお店がズラーッて載ってたと思いますけど、どんなところで選んでたんですか?
やっぱりそこそこ大きく載っているところに目がいきやすかったです。
―小さい広告が8個くらいバーッて並んでるところより、やはり1ページマルマルドカンと載ってるようなところの方が目立ちますよね。
そうですね。あとは見ていくうちに、あ、ここは大手のグループなんだなとか、そうじゃないんだなっていうのが、分かってくるので。実は一番最初に入ったお店もハレ系さんだったんですよ。第一印象としては、安心して働けそうな雰囲気だったんですよね。(※『なめこ治療院』もハレ系のお店)
―そうなんですね!19歳の当時は未経験者じゃないですか、大手と個人店と比べて、やっぱり大手のほうが興味とか安心感がありましたか?
ん~、なんとなく安心して働けそうだなっていう。やっぱり在籍している女の子も多くて、きっとそういうお店は抱えているお客様の数も多いと思うので。そういうところの方が、入りとしては安心できるかなっていうのがなんとなくありました。
―すごい説得力がありますね(笑)!今日は良い日になりそうです。
いやいや(笑)。何でも聞いてください(笑)。
―北海道でずっと風俗のお仕事をされてたんですよね。いつぐらいに関東に引っ越しをされたんですか?
6年前になりますね。
―ご自宅も神奈川県の横浜エリアなんですか?
川崎のほうになります。もともとは都内に住んでたんですけども、やっぱりちょっと川崎のほうが便もよく、通いやすいということで、数年前に引っ越してきました。
―ご結婚とかはされてないんですか?
ずっと独身です(笑)。1人暮らししています。
―川崎だと堀之内のソープ街がありますけど、働いたりした経験とかありますか?
ソープはすすきのの頃です。だいぶ前ですね。
―西村さん的には、いろんなお店で働いてきて、一番稼げる業種って何だと思いますか?
人それぞれ分かれるとは思うんですけども、私の場合は、そんなに体が強いほうじゃないので。ヘルスとかソープになってくると、出勤日数がそんなに出れなかったりするんですよね。でもって生理中は働けなかったりとかすると、1日の単価がそこそこ稼げたとしても、出勤日数がそんなにいけないので。結局はエステに落ち着いちゃっている部分があるんですよ。ここのお店以外にも何店舗がメンズエステに在籍してたんですが、やっぱりどこもそこそこ長く続いてはいますね。
―風俗系メンズエステは自分にも合ってるし、生理中でも働ける業種だからこそ、安定して収入が得られると。
はい、そうですね。稼ぎの面においても、ヘルスとそこまで大差ないように思います。
―それはもう、ハレ系さんならではの大手のプロモーションの仕方だったりとかが影響してるんじゃないのかなと思います。数店舗経営しているグループ店でも、なかなかうまくプロモーションや集客できないところもあるんですけど、大手さんだとやっぱり資金力もありますし。集客力があるから、エステでも安心して稼げるんじゃないかなと。そこはもうハレ系さんのすごいところですね。
はい。
―風俗を始めた当初もハレ系さんで働かれてたとのことですけれども、『なめこ治療院』様の存在を知ったきっかけは何だったんですか?ネットですか?
ネットです。とある求人サイトで「メンズエステ」で検索した時に、たまたま出て来て。店舗型のメンズエステって結構珍しいじゃないですか。それでちょっと興味を持ちました。
―店舗型のメンズエステに興味を引かれたと。普通は出張だったりが多いですからね。
あとはやっぱり、ハレ系さんに何度かお世話になってたんで、働きやすさの部分では、安心できる所だったので。
―ちなみにその某求人サイトってどこですか?『30バイト』は見たことありますか?
存じ上げてはいたんですけども、実際に拝見させていただいたことはなかったです。
―その他に『はじめての風俗アルバイト』とかもあるんですけど、それは見たことないですか?
ん~、そちらもないですね、名前だけは知ってました。
―わかりました(´・ω・`)。その求人サイトで問い合わせをした時は、メールで問い合わせをしたんですか?
そうですね、メールで送りました。L〇NEもありましたけど、L〇NEだと自分のIDを相手に教えなきゃいけなかったりするのが、ちょっと抵抗あったんで。あえてメールにしてみました。
―女性的には今、L〇NE応募の方がやりとりが楽と聞きますけど。
そうなんですよ、楽なんですけど、前に一度ヒヤっとした経験があって(笑)。
―何やったんですか(笑)?
以前勤務していたデリバリーヘルスの店舗で、お店のスタッフとL〇NEでやりとりをしてたんです。そこで予約が入った時に、店員さんからのL〇NEで「◯◯様、何十分コース」みたいな連絡が来るんですけども、それに対して「了解しました」っていうのを全く関係ない人に送ってしまったことがあったんです(笑)。ちょうどその時、友達ともL〇NEのやりとりしてて。
―「了解しました」だけを全然違う人に…私もたまにやります(笑)
内容が内容なんで「了解しました」ぐらいだったらいいですけど、やっぱりこの仕事のことを言ってない友達も多いので。そういうのを気を付ける意味でも、L〇NEでのやりとりはやめたほうがいいかなあと。
―一回ヒヤッとしたっていうことですね。そこでバレたわけじゃないけど、想像しちゃったみたいな。
そうです。いつかやからすだろうなっていう不安が、何となくあったんで。
―でも最近はメール使わなくないですか?
あ、結構使いますよ。友達によってもメールでやりとりしてる友達って、いまだにいますし。向こうもL〇NEは使っているんでしょうけど、あえてずっとメールでやりとりしてる人とかもいますね。何となくL〇NEだと、すぐに返さなきゃいけない空気ってあるじゃないですか。
―ありますね、既読付きますしね。
ええ。なんかそういうの気にせずやりとりできるんで、引き続きメール使ってる友達もいます。
―それでお問い合わせもメールでしたと。働く場所は横浜エリアがよかったんですか?
そうですね。大体一通りのエリアは行ったんですけども、横浜でしたら通勤も来やすいですし。この辺の雰囲気的にも、あまりごちゃごちゃしていないというか。今は変なキャッチとかスカウトとかもあまりないですし。酔っぱらいがその辺でわちゃわちゃしてる感じもないので。なので、この辺は来やすいなっていうのはありますね。
―通勤の時は関内の駅を使うんですか?
横浜で乗り換えて、京急ですとか地下鉄(ブルーライン)で来るときもあります。
―電車通勤ですね。西村さんはお店を変えるときに求人サイトやホームページを見ると思うんですけど、『なめこ治療院』様の求人内容のどういうところに引かれましたか?他のお店と違うなって感じたところはありますか?
一つは「講習がない」っていうところなんですよ。結構いろんなメンズエステに行ってますけど、講習にものすごい力を入れてる所が最近多いんですよね。プロのエステティシャンの方が教えてくださって。
―女性講師とかいますよね。
そのテストみたいなのに合格しないと、デビューさせてもらえないとか。で、ちょっとそういうのがわずらわしいなと思ってたんですよ。
―正直そうですよね。西村さんは経験者ですし、普通に即日働いて稼ぎたいですもんね。未経験で不安な子にとっては講習があるのはいいのかもしれないですけど。
そうですね、マッサージの経験がなければ、むしろ講習があったほうがありがたいんでしょうけど。自分の場合はもう、マッサージの手技とかは結構色々習った上での仕事探しだったので。またお店に入って1からだと、例えば10時間ぐらいの講習を受けてその手技に合わせなきゃいけないっていうのもありますし。そういうのがちょっとわずらわしいなと思ってたので、講習がないっていうのは私にとって一つの魅力ではありましたね。
―『なめこ治療院』様のホームページには講習がないっていうことが書かれてあって、入店しても実際に実技講習はなしだったということですね。体験入店はどうしたんですか?
体験入店っていう形ではなく、もう初めから在籍という形でデビューさせてもらいました。
―西村さん的にはもう働くっていうのは決めてたんですね。
ええ。ちょうどそのとき、他のホテヘルと掛け持ちで考えていたんですよ。『なめこ治療院』さんは週2日ぐらいの出勤で考えていたんですけども、働いていくうちに、がぜん働きやすいですし、結局稼ぎもよかったんですよね。回転率がすごくいいので。
―無駄な時間がないと。
はい。1本のバック率はやっぱりどうしてもヘルスよりは下がってしまうんですけれども、やはり回転が速いので、1日の稼ぎで見ると結果的に『なめこ治療院』さんのほうが稼げてしまったりしたんですよ。
―ホテヘルだと、ホテルが空いてないとか。お客様はいるのに、自分たちが稼げない状況がある人がいますよね。もったいないですよね時間が。
あとはサービス内容が結構ハードな所だったんで。
―ホテヘルはまあヘルスですからね。その点『なめこ治療院』様はハンドサービスのみですもんね。フィニッシュとかもハンドサービスですし、フェラとかもないですよね。
そうですね、キスとか乳首なめ程度ならあるんですけども。私はどちらかというと、責められなくて済むっていうのがすごく大きくて。
―お客様も雑な人も少なからずいますからね。
あとやっぱりその日の体調によって、すごく責められるのが嫌な日とかありますから。
―でも働かなきゃなあ、みたいな感じ。葛藤がありますよね。でも風俗メンズエステは、自分主体で進められるし、受け身になることもないと。
はい、そうですね。
―『なめこ治療院』様で働いた初日っていくらもらえたか覚えてますか?
大体3万円程度でした。確か、一番最初に出たときは早番だったんですよ。9時から夕方17時ぐらいまで働いたと思うんですけども。
―初日で3万円はすごいですね!何本ぐらいついたんですか?
5、6本ぐらい付いたと思います。やっぱり新人が好きなお客様って結構いらっしゃるんですよ。そういう方が結構ネット指名で来てくださったりして。
―ネット指名だと、指名料金はフルバックですか?
いえ、半分の1000円ですね。本指名でも、来店指名(予約なしで来店してきた場合)は1000円なんですよ。
―ネット指名と同じなんですね。今はやっぱりお客様もすごいついてきて、1日35,000円は超えるんですか?
そうですね、忙しい日は4万円超えたりすることもあるんですけども、やはりちょっと暇な日もありますので。時期にもよるんですけどね。やはり今の時期は正直苦しいです。
―今はそうですね、2月から3月ぐらいは閑散期入ってますので、少し難しいところはありますけれども。この時期は業界全体のことなんで、どこのお店もまあ似たような状況はあるかなと思います。不安定なところもありますので。
そうですよね。まあそれでも1日平均3万円ぐらいはいってます。暇なときは1万円台の日もありますよ。それでも、本当にデリバリーヘルスのときはお茶の日(お給料0円)もありましたし。こちらはお茶はないですから(笑)。
―1日最高だとどのぐらい稼がれたことあります?
片番で1日5万円ぐらいですかね。
―そしたら週5出勤だと月収でいくらぐらいなんですか?
忙しい時期でしたら月収80万円ぐらいいったときもありますし。2月は55万円ぐらいでした。
―ありがとうございます。いやー、とても信憑性がありますね(笑)!
2月はちょっと日数も少ないんで。18日しか出勤できなかったんで、そんなもんですよね。20何日出勤できる月だったら、大体60万円は超えるかなと思います。
―西村さんは、貯金とかされてるんですか?
貯金してます、結構多いですよ。1000万円以上はあります(笑)。
―オオオ!何に使うんですか?
両親にマンションを買ってあげたいなと思います。
―両親にマンション、素晴らしいですね。順調ですね。どこに買うんですか?
地元の北海道です。でも、たまんないときは全然たまらないですよ。
―この1000万円貯めたのは、関東に来てからですか?
いえ、もうずっと、この業界ではたき始めてデビューしたときからもうずっとコツコツとです。
―コツコツ貯めつつ。なるほど、でも自分にもちょっと使いたいなとかないですか?
あ、自分にも結構使ってますよ。お買い物したりとか、旅行行ったりとか(笑)。
―西村さん的に、自分で一番使ってるのは何だと思います?僕はお酒好きなんで、結構飲みにばっかり使ってますけど(笑)。
うーん。難しいですねー。なんかいろんなジャンルに、均等にお金を使ってるような気がするんですよ。
―旅行もそうだし、舞台見に行ったりもそうだし…。
そうですね。まあでも、やっぱりお買い物とか美容関係が多いですね。
―そしたら、仮にご両親にマンションを買ったとして、このお仕事続けますか?
うーん、引退したいなと思います(笑)
―引退ですね。西村さんはこのお仕事を始めて、自分の中で価値観なんか変わったなとかあります?
やっぱりいろんな方とお話をさせていただく機会が多いので、自分の興味の幅が広がったかなという気がします。
―このお仕事を通して出会った人とのお話を通して、世の中にはいろんな仕事があるのかとか、知識だったりとか、自分で勉強したりとかっていうところが広がったと。
そうですね。あとは私もともと映画を見たりとか、食べに行ったりとかっていうのも、そんなに興味がなかったんですけども。やっぱりそういう方と出会って、例えば「どこどこのお店がおいしいんだよ」とかっていう話を聞いて、それで興味が持てるようになったりですとか。あの映画面白いんだ、ちょっと見に行ってみようかなとか。
―お仕事が自分の行動範囲を広げてくれたんですね。
ええ。あとは結構、人見知りな方とお話をさせていただくことが多いので。お店に来たはいいけど何もしゃべれないような方って、結構多いんですよ。そういう方とも、気兼ねなく話ができるようになったりして。もともと自分もすごく人見知りだったんで、やはりそういう人見知りな部分もだいぶ克服できたかなとは思います。
―それではこれが最後になります。西村さんはいろんなお店を渡り歩いてきて、そのたびにインターネットをつかっていろんな情報を調べるわけですよね。でも求人サイトの情報だけじゃなくて、実際働いてみないとわからない部分もやっぱりあると思います。風俗のことを何も知らない女性達に対して、事前準備としてこういうお店を選ぶといいよみたいなアドバイスをいただけますか?
まあ本当に、おっしゃるように、やはりそのお店が自分にとって合っているかどうかっていうのは、そのお店で実際働いてみないことには分からないことですから。まずは第一印象で「あ、ここがいいかな」っていう所に行って働いてみるのが一番かなとは思います。
―第一印象ですね。
ええ。で、そこのスタッフの方との相性ですとか、お客様の相性ですとか、やっぱりそういうのを見極めて、そこで長く働くかどうかっていう。これは風俗に限らず、どんなお仕事でもそうだとは思うんですけども。
―そうなんですよね。一般企業の求人サイトもありますけど、実際に面接しに行って働いてみたら、なんかちょっと実際は残業が多いとか(笑)。当たり前のようにやっぱりありますからね。
ブラックな会社だったとか(笑)。で、稼ぎも大事なんですけども、やはりそういう居心地のよさとか、周りの方との相性とかっていうのはすごく大事だと思います。そこにお世話になるからには、やっぱり長くお世話になりたいじゃないですか。なので、そういう部分を見極めるのも大事なことかなとは思いますね。
―自分だけの力で稼げるわけじゃないですからね。西村さんはいろんなお店で働いてるから、多分すごく分かるんだと思います。
例えば最初だけ保証を付けてくれたりとかして、すごく稼がせてくれるような所でも、やっぱりその保証期間が終わってしまったら、全くお客様も付けてくれなくなっちゃったとか。
―「なめこ治療院」さんも、一番最初は保証ありますよね。3カ月ぐらいでしたっけ?
そうです、3カ月間ですね。うちの系列が全く初めての方だったら、多分2万円円ぐらい付くんじゃないかと思うんですけども、私はもともとハレ系さんにお世話になってた人間なんで、片番だと1万円だけだったんです。
―あ、なるほど。
なんですけど、全然それを超える金額は稼げましたし、今も稼がせてもらってますから。やはりうちのお店のいいところは、指名がそんなに取れなかったとしても、フリーのお客様をたくさん持っている所なので、自然とお客様をいっぱい回してもらえるところですね。ランキングとかもありません。お店によっては人気のある子とそうじゃない子の稼ぎの差ってすごい大きいと思うんですけど、やっぱりそういうのがないので、割と公平にお客様を付けてくださいますし。それはすごくありがたいなと思っています。
―西村さんは、写メ日記とかはやるんですか?
やってます。『なめこ治療院』は日記が2種類ありまして、外部サイトで投稿する写メ日記と、うちのお店のホームページ独自の日記っていうのがあるんですよ。もともと一つの日記を投稿すると、うちのサイトとその外部のサイトさんで連動して一斉に投稿されていたんですが、最近ちょっと変わりまして、その外部サイトさんは外部サイトさんで投稿して、うちの日記はうちの日記で分けるようになったんです。ていうのも、外部サイトはあくまでも新規のお客様をつかむためのものなので、あまり長々とプライベートなことを書いても意味がないし、かえって見づらくなってしまうので、どっちかっていうとTwitterみたいにつぶやく感じでアピールしていくようにして。で、もともとあるうちのお店の日記のほうは、リピーターさん向け、一度私に会ったことがある方向けに書いています。
―前日に利用してくれたお客様に向けてのお礼だったりとかですか?
お礼は、書いてしまうといろいろとまた嫉妬があったり(笑)、ちょっと問題が多いので。あえてお礼はあんまり書かないようにしています。書くのはプライベートな内容ですね、どこどこに行ってきましたとか、こんなのを食べてきましたとか(笑)。なんかちょっとブログ的な感じで書かせてもらってます。
―そうなんですね。
そういうふうにこっちから発信していくことによって、またそのお客様が来てくださったときに、「どこどこ行ってきたんだって?」とか「俺もそこのお店行ったことあるよ」とか、会話のツールが増えるので。
―なるほど。では長くなってしまいましたが、インタビューは以上となります。ありがとうございました。
いえいえ、こちらこそありがとうございました。