風俗キャストインタビュー

今回は大久保にある老舗店『寺子屋』様にインタビューをお聞きしました。
普段はパートをしながら掛け持ちで働く「すみれさん」お金の大切さやお店のいい所までいろいろなお話をしてくださいました。
すみれさん(36)
寺子屋
大久保ファッションヘルス

Interview 2016.09.29

寺子屋 / すみれ

―それではよろしくお願いします。まずはお名前ご年齢いただいてもよろしいですか?

すみれです。36歳です。

―すみれさんは『寺子屋』様に入店されてどのくらい経たれましたか?

もう4年以上は経ちました。

―ベテランさんですね。すみれさんは『寺子屋』様の他に高収入のお仕事のご経験はあったんですか?

以前は一つの店舗だけ働いたことがあります。その時は1年ちょっとぐらいでした。

―そちらのお店を辞めた理由は何かあったんですか?

その時にちょうど震災があって、それがきっかけでちょっとした病気になってしまいまして、それでお休みして『寺子屋』に入店しました。

―震災すごかったですからね。以前のお店も大久保エリアだったんですか?

以前は池袋エリアでした。

―池袋だったんですね。でも今回どうして大久保を選ばれたんですか?

前に池袋のお店で働いていた時に、出勤前に道中でお友達に会ってしまって・・・まぁその時は何気ない会話で終わったんですけど男性のお知り合いだったので、やっぱりお店に来ないって保証は無かったのでエリアを変えようと思って大久保にしました。

―なるほど、大久保なら知り合いも来ないかなーみたいな感じですか?

そうですね。やっぱり知り合いには会いたくないので。

―そうですよね。普段はどのくらい勤務されてるんですか?

週3日出勤です。寺子屋は早番と遅番で分かれているので17時~ラストで入ってます。

―ありがとうございます。今は『寺子屋』様の他に何かお仕事はされていますか?

普通のパートしてます。『寺子屋』のない日にそっちでお仕事してる感じです。

掛け持ちされてるんですね。もうかなり前の話になってしまいますが、『寺子屋』様を知ったきっかけなどは覚えていますか?

インターネットの求人広告を見ました。

―その時ってどういったワードで検索したとか覚えていますか?

年齢と希望職種で検索しました。「30代、風俗、個室」みたいな感じです。

―なるほどですね。やっぱり検索すると求人がたくさん出てくると思うんですけど、数ある求人の中でなぜ『寺子屋』様を選ばれたのですか?

店舗型のお店で、お店の雰囲気が自分に合ってるかなって思って、とりあえず面接して話を聞こうかなっていう感じです。

―なるほどですね。面接はどちらでされましたか?

お店の中で面接しました。

―面接はどういう雰囲気でしたか?

ちょっと緊張はしてたんですけど、和やかでした。

―面接は店長さんですか?

社長が直接面接してくれたんですけど、面接中に入店が決まったような形でした。

―その日の内に働いいてみようかなっと居た感じです?

お仕事は後日にしてもらいました。

―社長さんが面接してくれるのは安心ですね。怖い人が出てきたらどうしようって不安だったと皆さん言いますし(笑)

そうですねえ(笑)

―『寺子屋』様は老舗だから、お店を選ぶ時もそういう安心感とかもあったんですか?

はい。風俗のお仕事ってずっと続けるのって多分大変だと思うので。安いお店で長く続いているお店というのは、それなりにお客様は見てますから。

―なるほど、確かにそうですね。

なんちゃって。何か私、考え方がいやらしい(笑)。何かすごい計算してるもん。

―いやいや、大丈夫ですよ(笑)。みんなそうですよ。いろんな方のお話し聞くと、皆さんやっぱり効率よく稼ぎたいからと言う方がほとんどです。

そうなんですよ。この仕事って本当に、高収入であるからできるわけであって、低収入だったらやる必要ない仕事ですし。

―まさにその通りだと思います。求人内容をよく見たと思うんですけど、実際に働いてみてここが違うなみたいなのはありましたか?

『寺子屋』は求人広告に過剰に良すぎることは書いてませんから、ずれてることは特にないですね。何かおいしいことで引っ張る感じではないので。

―例えば1日10万円以上稼げますよみたいなのではなくて、もう本当に正直な感じで。

はい。そういう過剰なのは信用できないし、面接のときの社長の対応も良かったし、安心できるしっていうので私はここに決めました。

―すみれさんにとって、総合的な誠実さが一番良かったという感じですね。他のお店に面接に行ったりはしましたか?

私は個人情報をばらまきたくないほうなので(笑)。一つ一つみたいな。

―アハハハ(笑)。じゃあもう『寺子屋』様で働こうと思って問い合わせしたぐらいの勢いだったんですね。

できるかできないかの自信はなかったんですけど、仕事をしなきゃという状況だったので。

―やっぱりはじめてのお店でのお仕事は緊張しましたか?

そうですね。お客様の層もなんとなくしかわからなかったので、どういった方が来るのかなーという点では緊張しました。

―一人目のお客様はどうでしたか、優しかったですか?

激安店だから、それなりのお客様だろうなという覚悟はしてましたけど。いざ働いてみたら優しいお客様ばかりでした。きちんとされた方も多いし、そういう面でも働いていてやっぱり苦ではなかったです。

―やっぱり接客するのは女性自身だからお客様がきちんとしている方だと安心できますね。お客様の年齢層はだいたいどのくらいですか?

うちは本当に幅広くて、20代から70代まで、結構揃っております。

―幅広いお客様にご利用いただけるという事は需要が確実にあるという事ですね。ちなみに面接のときって何か必要なものってありましたか?

身分証明書は持ってきてくださいと言われました。あと一応、多分書き物はするんだろうなと思ったので、筆記物を持って行きました。

―ノートやペンですね。先ほどちらっと言っていただきましたけれども、すみれさんがこの高収入のお仕事を始めるきっかけは何だったんでしょうか?

やっぱり金銭面です。ある程度お金を所有してなきゃいけない年齢なのに、私はこれしか貯金がない・・・みたいな。それがスタートでした。

―自分の中でちょっと引っ掛かってるところがあったんですね。

何かするにもある程度お金が必要ですし。たまたま知り合いで、風俗で働いてる子も経営している人もいたので。その流れですね。

将来に向かってきちんとお金を貯めたいなと思われたんですね。以前の業種はホテヘルですが、ファッションヘルスは初めてですよね。働きやすさとか比べてみてどうですか?

まず、安心して仕事ができる環境ではあります。お店の中に男性スタッフがいるので何かあったら呼べるし、そういう安心感です。

―一番はやっぱり安心感ですよね。近くに男性スタッフがいて、お客様もお店に来てくれるという安心感。自分の移動がなくて効率よく稼げるし。もし何かあってスタッフを呼びたい時ってどうするんですか??

そこの壁にブザーがあるのでそれを押します。私はまだ使ったことがないんですけどね(笑)

―そういう備えがあるのは安心ですね。他に何か『寺子屋』様に入店して良かったと思うことは何かありますか?

やっぱり収入が安定してます。

―やっぱりお給料ですよね。お仕事を始めるうえで、講習とかはありましたか?

うちは実技講習はなくて、口頭説明でした。今ってたまにセクハラ講習みたいなのも多いと聞いたのでそこも安心点の一つでした。

―なるほどですね。すみれさんは『寺子屋』様が2店舗目ということですけど、初めてのころは高収入のお仕事に対して何かイメージがあったと思います。そういうイメージと、いざ働いてみてのイメージを比較してみてどうでしたか?

楽して高収入は得られないんだなということが分かりました(笑)。

―それは凄く深いと思います。結構皆さん、高収入のお仕事で働ければ絶対稼げると思ってる方がちょっと多いのかなと思うんです。すみれさんは、具体的にどういうところでそれを思いましたか?

私は社長に教えてもらったんですけど、風俗のお仕事っていうのは、本当に肌と肌まで触れ合わせる究極の接客業ですね。

―それは僕も思います。

それで本当に、ちょっとしたことが本当に大事なんだなというのは気付かされました。お客様との距離感とか…。私は「お客様はお客様」って感じで、ある程度距離を置かなきゃいけないんだと思ってきたんですけど、やっぱり親近感が本当に大事だったりするんです。

―そうですね。むげに扱うじゃないですけれども、流れでお仕事するんじゃなくて、小さな気配りとかそういうのをやっぱりお客様は見ていると思うし、その気配りが嬉しかったりすると思います。

ちょっとしたことが喜ばれるとか、本当にちょっとしたことを気付けるか気付けないかって大きいなとは思います。

―本当にそういう気配りで、高収入でちゃんと安定できるかできないかというのは変わってきますね。貴重なご意見をありがとうございます。

いやいや(笑)。ちょっと堅物なんで、ごめんなさいね。砕けたこと言えないで(笑)。

―貴重なご意見だと思います。それで、すみれさんはお仕事のことは周囲の方に秘密だと思うんですけれども、秘密にする上で何か工夫とかはありますか?極力仕事の話はしないみたいな。

そうですね、それもあってお昼のパートもしてますし、あとは派手なことをしないとか。

―やっぱり高収入で余裕が出てきて、生活レベルを変えるとバレちゃったりしますからね。そういうところは抑えてるんですね。『寺子屋』様では、待機中はこちらのお部屋で待機なんですか?

はい。個室待機だったり、出勤する女の子が多い日は、交代で待機のお部屋にいたりします。

―基本は個室待機で、日によっては大人数で待機っていう感じですね。待機中はいつも何してるんですか?

テレビがあるのでテレビを見たりとか、携帯で遊んでます。

基本的に自由なんですね。高収入のいいところと悪いところってありますか?

いいところは、やっぱり高収入によって安定することです。お金があるっていうこと自体が幸せなので。

―わかります。やっぱりお金に余裕があると、精神的に安定すると思います。逆に、何か悪いところってありましたか?

高収入の悪いところ…。私はお金が大好きなので、高収入は絶対いいことだと思ってます。高収入になる仕事をして、低収入であることが悪いと思いますね。

―なるほどですね。安定するための秘訣などはございますか?

数字を意識するかしないかですよね。

―素晴らしいです。すみれさんは、大体1日どのくらい稼がれてるんですか?

私は、来たからには3万円以上は稼ぎたいと思って出勤してます。

―なるほど、やるからには目標は必ずクリアしようってことですね。ちなみに月収にするとどのぐらい稼がれてるんですか?

変動があるんですけど、大体月収40万~50万円目指してます。

―すごいですね!ちなみに4年間働いて貯金はいくらぐらい貯まってきましたか?内緒でも大丈夫ですよ。

えー(笑)そんなに何千万も貯めるものでもないですよ(笑)でも、なるべく毎月5万円は貯金するようにしています。できるときは10万円とか。

―きちんと貯金する金額は決めてちゃんと貯金するんですね。貯金の他に稼いだお金は何に使われてますか?

私は家具を買うのや、家具を替えるのが好きなんです。

―家具は僕も好きです!なんか家具屋さんとか行くと楽しくなっちゃいますよね!

はい、贅沢ですけどね(笑)今、北欧の家具が気になってて。

―北欧・・・お店は和風なのに(笑)

ごめんなさい(笑)ほっこりする家具が今気になってて、北欧というかちょっと高めのやつ。

―インテリア、ビンテージみたいな感じの。結構買い集めたんですか?

結構お金使うんですよね、インテリアってね。

―あれもこれも欲しくなっちゃいますからね(笑)

そうそう。でも私は猫を飼ってるので、飛びつかないようなのを探してます。木も引っかかれちゃうので、頑丈なもので。

―やっぱり自分の趣味にもお金をかけられる点でも高収入のお仕事をするメリットがあるという事ですね。ちなみに4年間働いてみて、この日は稼いだなっていう最高金額はありますか?

オープンラストで入って、指名の方がザッと並んだときは、惜しかったんですけど4万8000円かな。

―1日働いて4万8000円は凄く嬉しいですよね!一般のお仕事だと1日働いても1万円行くかいかないですし。やっぱりその日は達成感ありましたか?

そのときだけは達成感ありましたね。

―新しい家具買うぞみたいな(笑)

(笑)私は、オープンラストが指名で埋まる人はすごい人だと思ってるので、それが目標だったんです。それができて嬉しかったですね。

―負けず嫌いですか?

負けず嫌いじゃないんですけど、結果を出せる人でありたいっていうのがあります。昔から働いている以上結果を出すっていうのにはこだわったんです。

―素晴らしいですね。

 

バカっぽく見えても結果が出せる人って、私の中でもうかっこいいんですよ。かっこいいって感じがするんですよ。

―すみれさんは堅実な素晴らしい女性だと思います。逆に、1日最高でどれぐらい使ったとかありますか?一番高い買い物で。

トータルで20何万円。

―すごいですね!やっぱり家具を買われたんですか?

そうなんです、家具なんです(笑)だからね、本当に駄目なの。お店に怒られちゃう(笑)

―また家具買ってーみたいな(笑)やっぱりたくさんお金稼げるようになって生活は変わりましたか?

変わりましたね。気持ちのゆとりもあるし、人に何かできるようになりました。やっぱりお金があるときとないときって、人にしてあげられることが本当に変わります。

―お金がないと限られてきますよね。例えば、ちょっとしたプレゼントとかですか?

うん。プレゼントもできたりとか、お食事に誘えたりとか。私はあんまり人付き合いが上手なほうではなかったんですけど、お金を自分で持てるようになってからは本当に変わりました。

―自分自身も明るく変わってきたという感じですね。

そうですね。ケチくさくなくなった自分が好きだったりします(笑)。

―以前の自分より今の自分が好きになれるのはいい事ですよね。今、貯金の目標金額はありますか?

きりがないですよ(笑)。あるだけ頑張るぞって感じです。

―備えあれば憂いなしですね。ではこれで最後になります。このインタビューは、これから風俗始めようかな、どうしようかなって悩んでる人がけっこう見てくれてるんです。そういう女の子達に向けて、何か一言いただけますか?

はい。もしお金がなくて大変な思いをしている方がいたら、お仕事に挑んで精神的な安定を満たしたほうがいいと思います。初めはみんな不安だし、怖い世界だと思うかもしれないけど、やっぱり貧しく暮らすのってすごく精神的に良くないんじゃないかなって。

―お金がないと、精神衛生上よくないと。

はい。私はお金を稼ぐことで精神的にたくさん救われたので。やってみてもいいかなと思う人は、まず挑戦してみてもいいんじゃないかなって思います。

―ちょっとした勇気で、自分の中で良い方に変われるかもしれないですよね。

基本、お金がある人はこういう仕事をやってみようって絶対思わないので。あ、そういうこと言っちゃあれかな?

―いや、でもそうだと思います。

お金がなくて大変な思いをしているんだったら、一回自分を商品だと思って、ちょっと挑戦してもいいんじゃないかなと思います。

―ちょっとした勇気で新しい未来を見つけられるって感じですね。

きれいにまとめられて(笑)。でも本当、申し訳ないけどお金がないって不幸だなと思いますからね。

―僕もそう思います。インタビューは以上になります、今日はお時間いただいてありがとうございました。

はい、ありがとうございました。

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